私が代表に出会ったのは、偶然です。

兄が美容師をしているのですが、関口代表が兄のお客様でした。

鍼灸専門学校2年生だった私に、兄が「銀座に鍼灸院を開業されているお客様がいらっしゃるよ」と教えてくれて、「銀座でやっている鍼灸院ってどんなところなんだろう？」と軽い気持ちで、お話聞かせて下さいとお願いしました。

それまで、「どんな鍼灸師になりたいか」というところは全く定まっていませんでした。

「一度お店に遊びに来たら？」とフランクに誘ってくださって、お客様に施術している様子や、コミュニケーション中も全部見せてくれたんです。

「鍼灸にはお客様の人生を変える力があるんだ！こういう鍼灸師になりたいんだ！」ってその場で感じました。

それで、当時代表一人で運営していて、社員どころかアルバイトすらいなかったのに、「ここで働かせてください！！」ってその日にお願いして…。

関口代表もビックリされたみたいですが「今募集しているわけじゃないけれど…。これも何かの縁だし、縁は大事にしたいしね」と仰って下さって、3年生になった時点でアルバイトをスタートさせてもらうことに。

実は、そのアルバイトの初日に忘れられない出来事がありました。

仕事をはじめる直前に、母から、父が危篤状態だと連絡がきたんです。頭が真っ白になった私に、代表はタクシー代だから！とお金を渡し、病院に急行させてくれました。そのまま父は亡くなり、伝えていないはずの通夜告別式で、父に挨拶をして下さって。

いちアルバイト、しかもまだ何の仕事もしていないのに、ここまで…。本当に、「人の縁」を大事にする方です。年齢は若い代表ですが、上司、師匠というだけでなく、「第二の父親」と思っています。

ハリエットはお客様の層が幅広く、代表よりも年齢が上のお客様もたくさん来られるのですが、よく年配のお客様からも「そんなにお若いんですか！」と驚かれるくらい、頼りにされるキャラクターですね。

技術者として、自分がここまで関われたんだ、という感動を日常的に味わえます。

悩んで、迷って、初めて来られたお客様は負のスパイラルにいることが多いんです。

ストレスで過食してしまう。そのために胃腸が不調になって、メンタルにもよくない。また太ってしまって…。「私には、無理かもしれません」と言っていたお客様が、1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、みるみる変わっていきます。

不調を整え、気持ちを整えて、洋服や髪形まで変わっていく。「十年ぶりにヒールを履きました！」って見せてくれる方、「髪をきってさっぱりしました！」とイメチェンする方。

これからも「根本を変える」ことを追求していきたいです。

自分が「求人情報すらない」という状態で働きたい場所を見つけられたからかもしれませんが、学生の方でも、転職を検討されている方でも、勤務地や、勤務時間、初任給などの「データ」だけで判断することよりも、実際に店舗に足を運んで、「五感」をすべて使って職場選びをしてほしいと思います。

一緒に働く人を尊敬できるか。また、自分がどんな鍼灸師になりたいのか？ということを感じる「直感」は、とても大切だと思っているからです。

応募する前でもかまいません。私たちの店舗にも、ぜひ気軽見学しに来てくださいね！