鍼灸の学校を卒業して、最初に50年以上の歴史がある町の鍼灸院に勤めました。その鍼灸院にはメニューの一部に美容鍼灸があり、施術する機会が時々あったのです。

「痛い」「辛い」というお客様のお手伝いももちろんやりがいがありましたが、美容鍼はさらに、施術後のお客様の「気分の変わり方」が大きいように感じました。

「体の助けになる」のと同時に、「メンタルにも大きな影響を及ぼす」美容鍼灸の道を追求したくなったのです。

3年前、私がハリークに入社したころは、ちょうど「美容鍼灸」が少しずつメディアなどに取り上げられ始めた頃でした。その時点でオープンしていたお店のなかで、いちばん歴史と実績があった2店のうちのひとつがハリークでした。

どうせなら、経験豊富な先輩に習いたかったこと、見学に来て知ったのですが、全国の鍼灸師さんに美容鍼灸のメソッドを教える仕組みまで整えられていたことに魅力を感じました。

代表の岡本は、一言でいえば「めちゃくちゃ明るい！」です。

でも、とても細やか。鍼一本、しぐさ1つまで丁寧に指導してもらえます。それがサロン全体に浸透しているからだと思うのですが、麻布十番本店の現店長に教えられたことで、忘れられない言葉があります。

「お客様の気持ちに寄り添うことを願うなら、それを体現しないと伝わらない」

例えば、お客様とお話しする中で、
「あそこのパン屋さん美味しいのよ」
「この映画が好きなの」
なんて会話、よくありますよね。

せっかくなら、お勧めしていただいたことを、素直に試してみよう、と。「お客様対鍼灸師」ではなく、「人対人」でお付き合いするなら、大切な人にお勧めされたら試してみたくなるでしょう？そして、体験したことをまたご報告できたら、きっとその方は喜んで下さるはず。

そんな小さな「寄り添い」が信頼になって、お客様から「牧野さん、次回もお願いします！」と言っていただけるのが、本当にうれしいです。

以前サービススタッフをしていた経験からの目線で考えても、ハリークの「完全個室」はとても大切な環境だと感じています。技術的な手間でいえば、カーテンで仕切られただけの空間の方が楽です。でも、それではお客様は落ち着きません。体のことやお悩みを伺うのに、隣に人の気配を感じてしまうことで「言いにくい」ということ、ありますよね。

それから、担当するお客様も今の私なら最大でも1日5名、通常は4名です。（※）以前の鍼灸院では新人でも10名担当するのが普通でしたから、コミュニケーションをとる時間にどうしても限りがありましたが、今はゆっくりお話が伺えます。
（※麻布ハリークより注記：店長職など経験豊富な鍼灸師は、コミュニケーションをとる時間を大切にしながら、補助者をつけて1日7～8名担当することもあります。）

それから、一緒に働く同僚たちが多彩です。アメリカでカイロプラクティックを勉強してきた鍼灸師、不妊専門院でカウンセラーをしていた鍼灸師など、いろんな経験・経歴を持つ人たちが、「ここで勉強したい！」「ここでお客様と接したい」と集まってきます。

代表もスタッフも、「お客様満足度をあげる」ということに、本気で取り組みたい人ばかりです！

麻布ハリークでは、顔のみの施術ができる第一段階のレベルでも、研修に3～5か月程度の時間をかけます。全身治療を担当できるようにたるためには長いと半年から1年間研修することもあります。たくさんの知識を吸収し、新しい環境に慣れていくことはとても大変なことだと思いますが、じっくり時間をかけて身に着けた技術は素晴らしい宝物になります。

ハリークでは、岡本代表がマンツーマンでお話を伺うキャリア相談会を開催しています。サロン見学を兼ねて、ぜひお気軽にいらしてください。

「毎日が楽しみになる仕事」を目指して、頑張ってくださいね！